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北秋田市在住の鍼灸師。治療のこと、田舎暮らしのことなど書いています。コロナ自粛のため東京治療室は閉鎖中。https://www.kurumi-room.com


by satomi117h
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中国鍼のデモンストレーション

中国鍼のデモンストレーションを見てきました。

長針でズブズブ行くのかと思いきや、1寸の針を使ってかなり響かせる治療をしていました。

使うツボは、『太谿』という腎経の原穴が中心。
先生は、こちらの鍼灸大学を出て、現在中国で張士傑先生とおっしゃる有名な先生に師事しており、
太谿穴を使うのは、その先生の特徴的な治療法だそうです。

使うツボは少ないのですが、説明の中に古典の記載がよく出てきます。
聞くところによると、その張先生は、76歳という老練な中医。
素問・霊枢は、何度も何度も読み返し、解釈を深めたそうです。

うぅぅん…。古典だよね。やっぱ。
といっても、なにをどう始めていいのか、いまだに訳本を前にしても
イマイチ触手が伸びない私です。

大切なのは分かるんだけど…。
だって、ユーミンだって美奈子だって、聞き返すたびに新しい発見あるもの(笑)

問題は、あたり前のように、何度もことあるごとにスッと手が伸びる
そのきっかけなんだよね^^;

残念ながら、深刺しと響きが好きではない私は、
見ているだけでクラクラ眩暈が来てしまいました(笑)

肩こり、首、腰が痛いという程度では、中国ではあまり治療を受けには来ないんだそう。
事故や難病の患者が多いそうです。
あまり豊かではない所なので、少ない治療回数で結果が出せないと
どんどん廃業に追いやられるそうです。
だからきっと、刺激が強い針なんでしょうね。

いろんな方法があります。

治療法も出会いなんだと思う。

クラニオに出会ったときのような衝撃。
今のところ、まだないかなぁ。

でも、がっこの授業はみんな楽しい。
大好きなM川先生にも出会えたし、先生の周辺うろうろするところから始めてみようかなぁ(笑)
と思った一日でした。
by satomi117h | 2006-05-29 19:38 | がっこ生活 | Comments(0)