転生する魂 藤井風さんの『きらり』
2021年 05月 06日
藤井風さんの新曲『きらり』を聴いています。
テーマは、転生する魂なんだなと思いました。
もちろんいろんな受け取り方があっていいのですが、彼の曲はスピリチュアルなメッセージが、平易な言葉でさらりと乗せられているので、さらりの裏をつい深読みしたくなります。
そうこうしているうちに、CMでのリリースに少し遅れて、『きらり』のジャケット写真が公開されました。
それを目にして、ほらね!
風くんのシルエットが3つ。
まるで、過去世、現世、来世を彷彿とさせるように並んでいます。
頭に載せようとしているヘルメットは、さしずめ時空を旅する大切な相棒の象徴でしょうか。
例えば、サムライにおける刀みたいな。
これは形のあるものですが、転生する魂、時空を旅する魂に共通の価値観というか、さらなる叡智なるものに導くものがあって、それが『あなた』なのでは。
風くんがよく口にする『愛』かもしれないし、『ハイヤーセルフ』的なものかもしれません。
風くんの詩で『あなた』といえば、ほぼこれでまちがいありません。(と私は思っています)
荒れ狂う季節の中を二人は一人きり
さらり
その転生の中で、『あなた』と切り離されている時もあります。
明け行く夕日の中を今夜も昼下がり
さらり
切り離されていると言うことにすら気づかず日常が過ぎていくこともあります。
どれほど朽ち果てようと
最後にゃ笑いたい
何のために戦おうとも動機は愛がいい
切り離されていても、深いところでは大切なことには薄々気がついています。
どこにいたの探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも捨ててくよ
どこまでも どこまでも
『あなた』との出会い。
そして『あなた』といつも共にいることを感じて新しい旅が始まります。
荒れ狂う季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も
すべてがきらり
映像がどんどん入れ替わって、転生する魂のさまざまシーンが展開していくよう。
『荒れ狂う季節の中も 群衆の中も』は、さながら革命の真っ只中でしょうか。
この後、間奏ですが、半音ずつ上がっていくメロディの繰り返しで、これがまた転生する魂の象徴のように聞こえてきます。
聴く人が自由に出入りできる、詩の隙間みたいなのがあって、そこも風くんの曲の好きなところです。
この曲も大好きです。
by satomi117h
| 2021-05-06 20:59
| 今日のとぱーずむ~ん
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