
スクールバーズのレッスン風景。
今週は、ベーシックのレッスン、2クラス担当します。
ベーシックと言えども、さまざまな生徒さんが在籍します。
卒業したのにあえてベーシックに戻ってくる方、アドバンスのコースを終えてからまたリピートする方、
すでにフリーや事務所に所属していながら、ご自分のテーマに向き合うために選択した方、
もちろんまったくの初心者の方もいらっしゃいます。
年齢もキャリアもいろいろ。
さまざまなバックグランドを持った方が切磋琢磨するというのが、スクールバーズの特徴でしょうか。
私はここで、私自身のテーマを追求する場を与えていただいていると思っています。
一つは、声のベースである身体という表現体と向き合うということ。
もう一つは、
表現力という抽象的なものを、ロジカルなフィジカルなものに置き換え、その実態を解明していくこと。
情報ではなく情緒がほしい、グッとこない、風景が見えない、硬い、つまらない、五感に訴えるものがない…つまりはざっくり表現力がないと言われたのは私です(-"-)
アナウンサーだったんだからナレーションはできているはず。
そんな短絡的で無知な自分を恥じました。
ナレーションは、もっと繊細で深遠で、私の狭い発想の世界を飛び越え、違う世界にいざなってくれる表現者が、たくさん存在していました。
自分とそういう表現者の違いを観察する中で、またスクールバーズで同じような壁にぶち当たっている生徒さんに向き合う中で、
表現力という抽象的なことは、多くは基本的な発声技術というフィジカルなことに置き換えられるということがわかってきました。
そこの部分を深めていきたいというのが、私のもう一つのテーマです。
感覚でなんとなく理解し体現することと、それを言語化することの間には大きな距離があります。
スクールバーズは、まさに私自身の研鑽の場であると思っています。
今月の上京スケジュールも、残すところあと4日。
もう一クラスとボイトレ、それに治療室くるみ、充実させますよ!