顎関節症とモンキー立ち
2015年 04月 24日
今日は、セルフ・トリートメントがありました。
最近、顎関節症の患者さんが多く、今日のセルフ・トリートメントのメンバーの中でも気になる方が数名いらしたので、
前半で顎関節のチェックとケアについて行い、簡単なエクササイズと通常のセルフ・トリートメントでどう変化するかみていきました。
顎関節症については、医学的には幾つかの分類があるはずですが、
今日したことは、主に噛み締め癖によるものです。
まず、痛みの箇所のチェック、そして口の開閉で痛みはないか、開き具合はどうか、開閉に左右のズレはないかなどをチェックします。
顎関節(下顎の付け根)の痛みと共に多くみられるのが、下顎角(下顎のエラの内側部分)の痛みです。
強い噛み締めグセのある方は、ここに必ずと言っていいほど圧痛があります。
普段痛みは感じないが、押してみたら痛みがあった。
開閉がスムーズでなかった、左右でズレがあったなどを確認した方は、
今日から!顎関節に負担をかけないようにすることが大切です。
噛み締め癖や歯ぎしりがいけないのはもちろんですが、意外と口の開け方で負担をかけていることが問題です。
口を開くとき、下顎の先は、どっちの方向へ向かって動いているでしょう
?
意外と、後ろへ引くような意識で持って行っているという方が多いようです。
実は、これは、解剖学的には顎関節に負担のかかる方向なんです。
下顎は、頭蓋骨(側頭骨)についており、下顎の付着している部分は、閉じる時には後方へ、開くときには前方へ滑ります。
実際に耳の少し前の部分に触れて口を開閉してみれば、開けた時に下顎の突起が下前方へ移動するのがわかります。
つまり、口を開ける時、下顎は、後ろへ引くのではなく、下前方へだらりと垂れ下がるのです。
大きく開けると、それはそれで今度は、開ける筋肉が過緊張するので、ここでは、間違った使い方をリセットする意味で、ちょっとアホ面になりますが、下顎の重さに任せて、下前方へだらりと下げるイメージです。
口を開けるときに音がする、開けずらいという方も、下顎の正しい動き方を認識するだけで、かなり改善されます。
どうも間違った思い込みが、身体を辛くする原因の一つのようです。
この下顎だらりは、正しくしないと首から頭を前に持っていって、今度は首への負担になりかねないので、いい方法を考えました!
モンキー立ちです。

股関節を少し折り、背骨から首、頭の先までが一直線、
腕はダラリと下へ。 腕がダラリとなることがポイントです。
腕がダラリと連動して、下顎もダラリと下がります。
噛み締め癖の方は、日常生活の中で、自分に不意打ちをかけて噛み締めていないかどうか見ていきます。
おすすめしているのは、身につけているものと連動させてみていくこと。
例えば、小指にマニキュアを塗って、それが目に入ったら噛み締めをチェックします。
現場を押さえたら、下顎ダラリです。
意外な時に噛み締めています。
よく電車の中で、同じ間隔で、顎関節からこめかみあたりまでピクピクさせている方を見かけ、
思わず、『今、噛み締めてますよ』と言いたくなります。
今日のセルフ・トリートメントでは、
チェックの後、正しい開け方、モンキー立ちを行い、
通常のストレッチの中でも、頻繁に噛み締めていないかチェックしていきました。
最終チェックでは、痛みが減り、左右の開きの差も少なくなりました。
通常の治療では、頭蓋骨のねじれを正す、鍼やお灸で血行を促すなどを症状によってプラスしていきます。
話す機会が多い方、声のお仕事の方などは、特に負担がかかりやすいので、『不意打ち噛み締めチェック』と『下顎ダラリ』で、是非顎関節を解放してください。
最近、顎関節症の患者さんが多く、今日のセルフ・トリートメントのメンバーの中でも気になる方が数名いらしたので、
前半で顎関節のチェックとケアについて行い、簡単なエクササイズと通常のセルフ・トリートメントでどう変化するかみていきました。
顎関節症については、医学的には幾つかの分類があるはずですが、
今日したことは、主に噛み締め癖によるものです。
まず、痛みの箇所のチェック、そして口の開閉で痛みはないか、開き具合はどうか、開閉に左右のズレはないかなどをチェックします。
顎関節(下顎の付け根)の痛みと共に多くみられるのが、下顎角(下顎のエラの内側部分)の痛みです。
強い噛み締めグセのある方は、ここに必ずと言っていいほど圧痛があります。
普段痛みは感じないが、押してみたら痛みがあった。
開閉がスムーズでなかった、左右でズレがあったなどを確認した方は、
今日から!顎関節に負担をかけないようにすることが大切です。
噛み締め癖や歯ぎしりがいけないのはもちろんですが、意外と口の開け方で負担をかけていることが問題です。
口を開くとき、下顎の先は、どっちの方向へ向かって動いているでしょう
?
意外と、後ろへ引くような意識で持って行っているという方が多いようです。
実は、これは、解剖学的には顎関節に負担のかかる方向なんです。
下顎は、頭蓋骨(側頭骨)についており、下顎の付着している部分は、閉じる時には後方へ、開くときには前方へ滑ります。
実際に耳の少し前の部分に触れて口を開閉してみれば、開けた時に下顎の突起が下前方へ移動するのがわかります。
つまり、口を開ける時、下顎は、後ろへ引くのではなく、下前方へだらりと垂れ下がるのです。
大きく開けると、それはそれで今度は、開ける筋肉が過緊張するので、ここでは、間違った使い方をリセットする意味で、ちょっとアホ面になりますが、下顎の重さに任せて、下前方へだらりと下げるイメージです。
口を開けるときに音がする、開けずらいという方も、下顎の正しい動き方を認識するだけで、かなり改善されます。
どうも間違った思い込みが、身体を辛くする原因の一つのようです。
この下顎だらりは、正しくしないと首から頭を前に持っていって、今度は首への負担になりかねないので、いい方法を考えました!
モンキー立ちです。

股関節を少し折り、背骨から首、頭の先までが一直線、
腕はダラリと下へ。 腕がダラリとなることがポイントです。
腕がダラリと連動して、下顎もダラリと下がります。
噛み締め癖の方は、日常生活の中で、自分に不意打ちをかけて噛み締めていないかどうか見ていきます。
おすすめしているのは、身につけているものと連動させてみていくこと。
例えば、小指にマニキュアを塗って、それが目に入ったら噛み締めをチェックします。
現場を押さえたら、下顎ダラリです。
意外な時に噛み締めています。
よく電車の中で、同じ間隔で、顎関節からこめかみあたりまでピクピクさせている方を見かけ、
思わず、『今、噛み締めてますよ』と言いたくなります。
今日のセルフ・トリートメントでは、
チェックの後、正しい開け方、モンキー立ちを行い、
通常のストレッチの中でも、頻繁に噛み締めていないかチェックしていきました。
最終チェックでは、痛みが減り、左右の開きの差も少なくなりました。
通常の治療では、頭蓋骨のねじれを正す、鍼やお灸で血行を促すなどを症状によってプラスしていきます。
話す機会が多い方、声のお仕事の方などは、特に負担がかかりやすいので、『不意打ち噛み締めチェック』と『下顎ダラリ』で、是非顎関節を解放してください。
by satomi117h
| 2015-04-24 01:18
| 身体からだ!
|
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