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北秋田市在住の鍼灸師。治療のこと、田舎暮らしのことなど書いています。コロナ自粛のため東京治療室は閉鎖中。https://www.kurumi-room.com


by satomi117h
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携帯電話

実家から戻って、暑い、暑いと言いながら日々を過ごしているうちに、またまた実家に戻る日が近づいてきました。
今度は台風が心配です。

様子を聞こうと母に電話するのですが、これがまた話すのに一苦労。
ここ数ヶ月の間に、携帯にも出られなくなってしまいました。

あ、出た!と思う間もなくすぐに切れてしまったり、
やっと通じたと思って、声をかけても返事はなく、電話の向こうで、
『さどみ?さどみ?もしもし?なんだってやこれ、まだはおがし…』
こっちが大声で呼びかけても聞こえている気配なくブツクサ。
で、ブツっ。

前回行った時に確かめたら、受信ボタンを押したあとに、すぐに切るボタンを押していました。
前と同じパターン。
もう受信ボタン以外触らないことにし、切るボタンにテープを貼りつけ✖印をつけてきました。

でも今度は、耳に当てるということをすっかり忘れています。
『おかあさん、電話で話すときはどうするの?
耳に当てるんじゃないの?』というと、

わざわざ裏返しにして耳に当てたり、逆さまにしたり、真ん中を耳に当てたり…
そんな発想ができること自体、不思議でならない行為をします。
今度は、スピーカーに耳マークが必要です。

いろいろあるけれど、最近は、この携帯にまつわることが一番悲しい出来事。

外線から繋いでもらってももちろん大丈夫だけれど、携帯は母と私のホットラインだから、
いつでも気兼ねなく話せる絆のようなもの。
外線とは距離感が違います。

これすら諦めなくてはならないのかと思うと、悲しいやら情けないやら。
せめてこれぐらい頑張ってくれないかなと腹立たしい気持ちにもなります。

電話切ったあとはグッタリです。
ひどい時は、外線で電話して、説明してからまた携帯にかけても同じなのですから。

いつもいつも思うけれど、認知症を一番諦めきれないのは家族なんだなぁと、つくづく思うワケです。
もう撤収したほうがいいのかな…
母にはこれすら負担で、私自身の勝手な思いなのかなぁと。

あ、またグルグル突入か!
by satomi117h | 2014-08-07 14:59 | 介護生活 | Comments(0)