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北秋田市在住の鍼灸師。治療のこと、田舎暮らしのことなど書いています。コロナ自粛のため東京治療室は閉鎖中。https://www.kurumi-room.com


by satomi117h
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〇八真綿の訪問販売…

今回の介護帰省は、大変なこといろいろでした。

母が、〇八真綿の布団を買っていて、解約の件で疲労困憊。
憤りと同時に、母のボケ症状が想像以上に進んでいることにショックを受けています。

事の発端は、ヘルパーさんが、母がだいぶ高価な布団を買ったということを教えてくれたこと。
以前から、物を買ったとか宗教の勧誘とか、何か変わったことがあったら教えてくださいとお願いしてありました。

今までにも健康食品数知れず、蟹、エビ、わかめに、以前も〇八真綿の布団や他社の布団、
高額のものでは、屋根と外壁の塗り替え…などなど。

去年の今頃は、宗教問題ですったもんだがあったので、
物を買うときやなにか大切なことは、絶対一人で決めないように言い、
電話の前や、玄関にも張り紙をしておいたのですが、どうもダメです。

今回は、まず私が東京にいるときに、何という会社なのか、販売に来たのか、電話なのか聞いてもわからず、
値段もはっきり把握できていません。

自宅に戻って、確認したら〇八真綿と分かり(推測していた通りでした)
お客様相談室に電話して、ボケが入った母一人とのやり取りだけで物を売るのは納得できず、憤慨している旨伝えたら、
上司という方から電話が入り、翌日に青森の支社だか営業所だかのお客室相談室のものを行かせますとのこと。

結果から言うと、翌日、即返金してくれました。
契約のあとで、2,3回電話で話しましたが、おかしいとは思わなかった。
今日話を聞いて、こちらの認識が甘かったなどと言って、一ヶ月経っているにもかかわらず、慌てふためくように返金してくれました。

それでも、その素早い対応を評価することは到底出来ません。

私は、経緯を確認した上で聞きたいこともあるので、母と対面した販売員の方と話させてくれといい、あとで電話で話しました。
どうしても確認したいことがいくつかあったし、
この地域で営業活動する人に対して、家族としてどうしても言いたいことがあったからです。

母は、確かにボケていますが、それなりに人を気遣いながら対応します。
何かに関連付けて、本筋より枝葉を重要なこととして思い込んでしまっていることもあります。

こういうことを逆手にとって何かするということは、確信犯であり、仕事の仕方として卑怯だと思います。

話したことは忘れることが多くなりましたが、突拍子もない嘘はつきません。
なにか記憶につながることに触れれば、スルスルと思い出すこともあります。

相談員の方が帰ったあとに、ポツリポツリ思い出し語ったことに…

古い布団を引き取ってくれて、施設に寄付すると聞いた記憶はやたらはっきりしているが、
新しい布団の代金から買取の金額を差し引いて、支払うということがよくわかっておらず、話を聞くと、
買ったつもりがないのに、気がつくと買うことになっていた。
なんだかおかしいなぁと思いつつ、どんどん話が進んでいったと。

母は最初、敷布団しか買っていないとずっと言っていましたが、実際には他に2点も買っていて、
明細書を見せてもらったら、その2点というのは敷布団を持ってきた日に追加していています。
確かに代金は払っているし、家にもあったので、母が他2点を認識できていないことはボケているからでもあるけれど、
母が、敷布団しか買っていないと言うのは、ちゃんと訳があって、
敷布団を持ってきた日に、あれもこれもとバタバタと押し付けられ、
母の中では、ちゃんと買ったという認識が持てなかったのではと想像すると、とても不憫に思いました。

今回一番腹がたったのは…
実家に戻って、領収書を確信しようとしたら、母が間違って焼いてしまったと。
何かに紛れてなくすことはあっても、領収書を焼くという行為は、母の行動パターンにはありません。
一番大切なものをなんで焼いたのかと少し厳しく問いただした時に、

『すぐ焼いてしまえばいいと言ったもの』と。
え?売りに来た人?と聞いても口をつぐんで言いません。

少し時間が経ってからその話を聞いても、自分が間違って焼いたとの一点張りです。
でも、お金が戻り相談員が帰ってからほっとしたのか、ポツリポツリ語った時に、
再びその質問を投げかけてみました。

そうすると、居間に上がり込んだ二人の販売員うち一人が、
『焼いてしまえば一番いい』と言ったとはっきり言います。
事実ならとんでもないことです。

夜になって、営業の人から電話があり直接話せた時に、
母がそう言っていたけど、なにか思い当たることはないか正直に答えて欲しいと言ったら、

お母さんが、娘にバレたら叱られるといったので、
以前にもそういうお客さんがいて、そのお客さんはすぐに焼いてしまったそうですと、母に話したと。

こういうことをする販売員って、一体、どんな人間性ですか?
あなた、人としてどうですか?と思わず言いました。

母が侮辱されたようで腹が立ったし、またその販売員と共謀したような格好になってしまって
きっとその人のことを告げ口するのがはばかられ、最初は口をつぐんだんじゃないかと思うと、
なんともやるせない気持ちになりました。

二度と家に来ないことと、青森もここも、同じような境遇の高齢者が多いのだから、
ことさら慎重に対応すべきじゃないかと伝えました。

返金してもらえたからよかったでは済ませられません。
相談員と販売員には、
何もあなたたちに宣言することではありませんが、今回のことは、一人の消費者として、また娘として見過ごせません。
地元の警察と消費者センターに報告させてもらいますと伝えました。

本社のフリーダイヤルにももう一度電話して、社としてもこのようなことがないようにきちんとしてほしいと話そうかと思いましたが、
〇八真綿自体の体質のような気がして、電話するだけ無駄かなと。

母を一人にしておくことは、常にこういう問題と隣り合わせだという事実。
そして思いのほかボケが進んでいるという事実に、さてこれからどうしようかと。
ここ数年、今が一番大変が日々更新しているようで、少しブルーです(+o+)
by satomi117h | 2013-11-07 22:40 | 介護生活 | Comments(0)