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北秋田市在住の鍼灸師。治療のこと、田舎暮らしのことなど書いています。コロナ自粛のため東京治療室は閉鎖中。https://www.kurumi-room.com


by satomi117h
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ヒッグス粒子とクラニオ

『ヒッグス粒子』と『ダークマター』は、同じもの?
疑問に思いググってみたら、同じように思った人がたくさんいました。

ヒッグス粒子とクラニオ_b0093660_1825939.jpg



それに関する難しい内容はさておき、ずいぶん前、プラネタリウムのナレーションで、『ダークマター』なるものに初めてであった時、心が震えました。
突然、あ…クラニオのメカニズムはこれを媒介としているのでは?と
電撃が走りました。

クラニオ(頭蓋仙骨療法で、クラニオ・セイクラルワークともいう)は、オステオパシーの手技の一つで、頭蓋骨と仙骨が硬膜管を通して繋がるラインに働きかけ、脳脊髄液の還流を促していきます。
具体的には、頭蓋骨や仙骨に触れ、微細な動きに反映される脳脊髄液の還流を感じることで、ねじれや歪みをなくし、体液や神経を促通し結合組織や筋組織をあるべき状態に戻していきます。

ごくあたりまえの解剖・生理に基づき肉体に働きかけると同時に、クラニオにはエネルギーワーク的な側面もあり、一部のオステオパスやある種のニューサイエンス的な科学者たちの中にはそこの部分こそが要であるという人たちもいます。

その象徴的な考え方が、クラニオリズムにはいくつかの層があり、最も深いところに存在するリズムは、動植物や自然界、宇宙に共通して横たわっているもので、そのリズムと一体となる時、最大のヒーリングが起こるというもの。
そして深い潜在意識に触れるというもの。

気、エネルギーワーク、心と身体は一つ、共時性…
ある種のニューエイジ的な発想の理論的な答えは、物質とは何かを追求した先にあるらしいというのはわかっていても、私の頭では糸口さえ見つけられず、ま、信じるけど保留…みたいな状態が続いていました。

それが、『ダークマター』なるものの存在を知った時、私の脳に閃光が走り一気につながったのです。
私と誰か、私と目の前のヒマワリ、街路樹、小川、遠くで暮らすお友だち、形を変え存在してきたそこの岩、命を紡いで今に至っているヒト…
時間や空間を超えて共通して横たわりつなげているのは、『ダークマター』?

真偽はともかくとして、それ以来、クラニオのロングタイドの層に入った時、私の中にとても強力で具体的なイメージができました。
自分と目の前の患者さんと共通して横たわっているものに、ただただ身をまかせよう。
そうすることで心地よいと思う自然や、何億年も昔から存在し今も自分たちの中に共通して存在する叡智につながるはず。
いや、すでにつながっていることを思い起こせば変化は起こるはず。
ただただ共通のものに身をまかせよう…

思えば、クラニオに限らず治療自体の根本がそういうものなのかもしれません。
でも、何をイメージするか、何をよりどころにするのか、何に働きかけているのか…
そういうことが自分なりにストンと心に落ちてきたのは『ダークマター』なるものの存在を知ったことがきっかけでした。

量子物理学のりの字も知らないかなり的外れなことを言っている可能性大です(笑)
でも私にとってはエポックメイキング的な出来事だったのです😊
by satomi117h | 2012-07-08 17:58 | 治療のこと | Comments(0)