カズコとの戦い…そして負けた…

実家に帰るたびに、
年老いた両親を放ったらかしにしていることを申し訳なく思い、
できるだけいろいろ手伝おうと思うわけです。娘としては。


散らかり放題の和室や縁側を片づけて、屋根裏部屋の古い物も整理して
年老いた両親がこじんまり快適に過ごせるようにしてあげたいと思うのですよ。

ところが…

着くなり…




家の前には、大量の有機肥料が！！！
これを裏の畑に一輪車で運ぶのです。

だれが？
ヨタヨタした母に任せられますか…

余談ですが、ウチは、年中冬囲いをしたままです。
よその人は、春になるとちゃんとはずすのですが。たぶん、不精な両親のせいです
昔は恥ずかしかったけど、もう慣れました。


これだけ肥料があれば気が済むだろうと思いきや…





さらにEM菌を使った有機肥料『ぼかし』を作るといいます。

米糠ともみ殻を混ぜ合わせ、EM菌と糖密を水で薄めたもので湿らせて発酵させ
生ゴミに混ぜ合わせて、有機肥料を作ります。っていうか、よく知らないけどそうらしい。

結局、マスクをつけてもゲホゲホいいながら混ぜ合わせ、
大きな黒いビニール袋3個分作って、縁側に日向に寝せておきました。

カズコご満悦、私、何か釈然としない気持ち。


そして、翌日はホウレンソウと小松菜の種まきをすると言い張る。
ってか、どっちか一つでいいじゃん




畑おこして、有機肥料まいて土かけて種まいて、水まいてビニールかける。
全部の工程手伝いましたよ。










母は、大きな農家の長女で、趣味っていうより、当たり前にしなければいけないことと思っている。
数年前からやっと庭続きの畑だけにしてくれたけれど、
私が手伝わなければ、これを全部一人でやるのかと思うと、私は気が気じゃない。

そして、手伝わないと、大きな罪悪感にさいなまれる…

中学や高校の頃、朝寝坊している日曜日の朝に、ご～～っと掃除機かける音が聞こえてくると、
何となく怠けものを責められているような気がして嫌だった。
その時の気持ちと似ているカンジ？

それに…

畑もいいけど、、私は家の中を片付けたい！！

うぅぅぅ…

二階の八畳の和室二間は、カズコのミシンとお裁縫の道具と端切れと洋服であふれかえっている！！！

座布団20枚必要ですか？？？？
敷き布団、掛け布団10組必要ですか？？？
茶卓50枚必要ですか？？？！！

私の叫びもむなしく、結局カズコの思うつぼで、今回は、畑仕事に明け暮れたのでした。

おまけに、
『何年もやってきたけど、今回は、ちゃんと芽が出るか心配』
それって、私の怨念のせいと言いたい？！

マジ、かわいくないハハ