声のお仕事、身体のお仕事と心地よいライフスタイルを追求します(*^o^*)


by satomi117h
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痙攣性発声障害の治療についてⅤ

当治療室で行っている痙攣性発声障害の治療についてご説明しています。

今日は、④伸筋で声を出す

①脳脊髄液の還流を整える…クラニオ・セイクラルワーク(頭蓋仙骨療法)
②筋力のバランスを整える…AK(アプライドキネシオロジー)

が受け身の治療であるのに対して、③、④は自分で行えるエクササイズ(フィジカルトレーニング)です。

③のボイストレーニング的な『内喉頭筋、外喉頭筋の促通をはかる』と共に、
内外喉頭筋のバランスが取れた発声を感じる瞬間を体感したら、その時の身体の感覚を覚えておいて、
身体の使い方を外側からのスイッチとして、いい状態を自分から再現できるようにしていこうというものです。

症状がひどい時は、何とかでないようにコントロールしようと、力が内側に内側にと向かい気味です。
これを外向きの力で、ピーンと張りつめた状態で声を出そうという提案です。

姿勢で『伸筋を使う』というと、解剖学的には、腰と胸を反らすことを言うので、
正確には、上下に引きあうということです。

b0093660_14474544.jpg


風船を持つ女の子の手を下に引き下げることによって、風船の糸はピンと伸びて、風船が上へ昇っていきます。
風が吹いても、女の子が重力に素直に大地に立ち、糸を下向きの力で引いている限り、風船は上でユラユラそよいでいます。
この状態が、筋力バランスが取れている状態と考えます。
(もしかしたらアレクサンダーテクニックでこういう図があったかもしれません)

風船を持つ手が、仙骨(腰)部分です。
糸が背骨で、風船が頭部です。

仙骨の軸が正確な場所にどっしりしていれば、頭は楽に上へ上へ伸びていけます。
ひもがピンと伸びて、頭を支える力は最小で済みます。
(秋田の竿灯祭りのバランスも同じ原理ですね)

仙骨と頭部で引きあう力をイメージできたら、さらに喉頭の部分も、上下、少し前で上・少し後ろで下、
少し前で下・少し後ろで上と、ピーンと引き合う力を感じて声を出します。
つまり、②の体幹で支えて首回りに力が入らなくていい状態と③の内外喉頭筋のバランスの取れた状態を
自分から再現するというエクササイズです。

以上、今の時点で取り入れている主な治療法をご紹介しました。
次回は、まとめです。
by satomi117h | 2013-01-21 15:42 | 痙攣性発声障害の治療 | Comments(0)